ドイツの小学校。
生活に必要な事アレコレ、お掃除・洗濯、ごみ捨て、私はいろんなブログを見て情報を仕入れました。いざ引っ越してびっくり。ごみの捨て方とか必須情報ですが、誰も何も教えてくれません。訊けば教えてくれると思います。知りたいことは積極的に自分で聞きに行くシステムです。言葉が判らないともうだめ。
日本では市役所の転入手続きの度に、超詳しい冊子をもらっていたので、油断していました。
これらの情報は国際結婚をされた方のブログがとても丁寧ですので、そちらを拝見するのが良いかと思います。私、ほんとに助かりました。私的にブログに生活必須情報を公開して下さっている方々がマジ女神様です。
そんな中、あまり情報を見つけられなかったのが小学校や幼稚園の事。
まずは小学校からです~
ドイツの小学校、州によって始まる時期が異なりますが大体8月15日頃~9月初めに新年度を迎えます。
今年度、日本では2010年4月~2011年3月生まれの子供たちが1年生になりましたが、こちらでは2010年7月生まれ~2011年6月生まれの子供たちが1年生になったみたいです。(これも、州によって違うかもしれません。)3ヵ月ですがズレがあります。肝心のうちの長男、2010年の4月生まれで誕生日だけで考えると2年生にあたるのですが、言葉の問題や、日本で小学校に4月からの3ヵ月しか行っていない事を考えて、2年生ではなく、1年生から入学させてもらう事になりました。
公立の学校で、1学年60人位、1クラス20人位。その中で、ドイツ語が喋れない子は、今年度は2人なのかな。「一緒に別の部屋でドイツ語勉強する子がもう一人いるんだよ~」と話していました。
ドイツ語は不自由ですが、授業は殆どクラスの子と一緒で、時々別の教室でExtra Lektion。動物の名前をカードで遊びをしながら覚えたりしている模様です。また、週に一回、追加でドイツ語講座が1コマ追加されています。
学校に通い始めて2週間、普段の会話に「ね、これやりたい。Ja?Nine?」と極々簡単な事ではありますが、ドイツ語が混ざってくるようになりました。
名詞に性別がある事・それに応じて冠詞を変えないといけない事などについては何度か話していますが納得してくれてません(笑)
日本では近くに子供が通えるドイツ語講座は一つもなかったのですが、渡独すると現地校に通う可能性が高かったので、スカイプでドイツ語講座をすこしやらせていました。でも、ネイティブの言葉を聞き取るとなるとまったく事情が別!
もちろん全く意味が無いなんてことは無く、興味を持つきっかけになってくれました。心配性の息子はドイツに行くことを伝えるととても不安がっていましたが、ドイツ語に触れることで安心感を持てたと言う意味ではとても意味がありました。
ドイツの小学校、上級生は英語が授業に入っていますので、先生方は英語ばっちりです。上級生も息子がドイツ語分からないのに気付いてくれて、英語で話しかけてくれます。問題は、息子が英語も出来ないっていう……
そういう意味で考えるとドイツ語講座よりも、英会話(ガッツリ会話をするようなやつ)に通う方が意味があったのではないかと思います。
ドイツ語が出来なくてお友達は出来るのか?! と言うのは、子供だから大丈夫だろうとは思ってもやっぱり親としては気になる所。
大丈夫でした。問題なく出来ました。最初の2日程は本人も皆がドイツ語ペラペラな事(当たり前)に緊張し、圧倒されていたようですが、3日目になると「隣の席の子と遊んだ~」と報告してくれました。
今では、帰りに上級生ともグータッチして帰ってくるようになりました。
子供の順応性って本当にすごい。
ドイツの学校の授業や時間割
ドイツの小学校は朝は8時に授業スタート。
9:30頃からの休憩ではFrühstück(朝食。サンドイッチなどをお弁当箱に入れて持って行きます)を食べます。Frühstückの為にとられている時間は10分程度なので、ホントに軽食。
そして、1年生の場合は遅い日でも12時半には授業が終わります。
その後、義務教育としての学校は終了ですが、学童保育をそのまま学校で行っているので、希望すると午後は学童保育に行く事が出来ます。この学童保育の内容にはどうやら学校ごとに特色があり、+αでレッスンを出来る場合があったり、宿題をやったりする場合もあるようです。
生憎うちの息子は学童保育には行っていませんのでこちらの詳しい事や、料金については判りません。
学童保育の保育費は幼稚園の保育費などにも関係してきて、上の子を学童保育に行かせていると、下の子は2人目の子というカウントになって保育費が安くなるそうです。
授業の内容は、ドイツ語、算数、Sachunterricht(専門科目への下敷きとなることを目的としている理科や社会の複合の様な教科。日本の生活科みたいな感じなのかな?)そして、Religion(宗教)Sport(体育)Musik(音楽)、Kunst(図工)があります。
息子の学校の場合、もらった時間割はにはっきりと書いてあるのは、Religion,Sport,Musikの3教科でそれ以外については時間割表には授業がある旨を示す×印があるのみで、この時間は何をやるというのが明記されていないので教科書は毎日全種類持って行きます。
教材は、ドイツ語のワークブック、算数の教科書、算数のワークブック、そして配布されるプリントです。学校の準備の際、5色のファイルを準備して持たせたのですが、それに挟んで持って帰ってきます。
Sachunterrichtに関しては、教科書が無いような気がします。人の身体の名称や、身近な動植物の生態、ごみの分別などの生活に即した事柄にドイツ語のワークブックで触れているので、ここで兼ねているのかな?と言う印象です。
もちろん宿題もあります。
絵と頭文字のアルファベットを結ぶとか、同じ頭文字の絵を結ぶとか、あとは言葉のリズムをとらえる事も大切みたいです。
言葉が判らない以上、一人では出来ないのは仕方がない事なので、自分の勉強という事で私も一緒に宿題をします。
むしろ……娘がスーパーで「これほしい!」と言ったので買った市販のワークブックが、私が訳さないとできないところが沢山で、息子の宿題の付き合うより大変!!
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